BlackLove

「それに・・・・時間が経てば、本当の友達なら受け入れてくれると思う。本当の友達ならね。」


栞、ありがとう。

ちょっと、元気でたかも。


「ありがと、栞。」


「ううん。実は、気にしてたんだ。凛、あたしに気を遣って、保健室に来てくれるんじゃないかって。」


「そんなことない!栞といるの、楽しいし。」


「なら、よかった。」



奈美以外のここまで話し合える友達、

初めて。


嬉しかった。



本当に。



授業のチャイムが鳴った。

それと同時に、あたしは保健室を出た。


栞の話聞いたら、授業もなんか出たくなった。





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