BlackLove
授業は、案外楽しくて。
誰かの珍回答がほんとにおもしろかった。
休み時間、あたしは次の授業の準備をしていた。
「凛~!」
誰かがクラスの入り口であたしを呼んでいると思ったら、
健だった。
あたしは、健のいるところへ行った。
「凛、ごめんな!奈美が、もういいって言ってたから俺も許す。」
「・・・・ありがと。」
でも、そこには、龍哉の姿はなくて。
龍哉、あたしだって、龍哉のこと、信頼してた。
きっと、誰よりも。