BlackLove
「凛さん、救急車呼びました。」
「ありがと・・・トモ。」
あたしよりも冷静なトモは、救急車を呼んでくれた。
あたしのせいだ・・・・。
あたしが、組辞めてなかったら・・・・
こんなことにはならなかった?
「・・・・凛さん。」
「ん・・・?」
「自分・・・・を・・・・責めないで。」
「え?」
「今・・・・でも・・・・みんな・・・・・凛さんのこと・・・・大好きですから。」
ハルはそう言って
笑顔で目を閉じた。
「ハル!!!ハル!!!」
何度、呼んでも彼女は目覚めなかった。