BlackLove
後輩
それから、あたしと尚くんは付き合うことになった。
ほんとにこんな気持ち、初めてだった。
龍哉のこと、忘れられそうな気がした。
「凛、今日遅くなるから寝てて。」
「うん、分かったよ。」
あたしは、借りていたアパートを出て
尚くんの家に住ませてもらってる。
尚くん、
夜は狼になるから、大変な毎日です。
バイトに行くと
いつもその話を持ちかけてくるバイト友達。
「尚さん、かっこいいよね~。凛がうらやましいよ!」
「・・・・まぁね。」
少し照れたりもする。
気分転換に、あたしは飯田の喫茶店に行くことにした。