BlackLove
・・・・
なんだか泣きたくなった。
奈美は真剣に考えてくれた。
そして、ちゃんとあたしと向き合ってこうして話してくれた。
でも、あたしは、さっきだって『ひどいことしたから』とか逃げてばっかり。
やっぱ奈美は・・・・
あたしの最高の親友だ。
「凛?」
「・・・・これから、隠し事は絶対にナシだよ?」
「うん。」
「・・・・もうちょっと早く言ってよね!!」
「うん。」
「・・・・ずっと、あたしの親友だからね!!」
「うん。」
これで仲直り?
あたしと奈美は二人で歩き出した。
ただ、一緒に。
ゆっくり。