BlackLove


「教えてくれたんだ。虎組の組長が。素直になれって。」


「そうなんだ。いい奴なのかもよ?」


「うん、そうかもね。」







奈美は数日後、学校を辞めた。


そして、あたしは一人になった。


と、思いきや


「高倉、飯でも食いに行こうぜ。」


虎組の組長と健???


「奈美に頼まれたんだ。1人にさせないでって。」


「まぁ、俺も健のダチだしな。仕方ねぇか。」


二人とも・・・・


「そんなにあたしと食べたいなら好きにすれば?」


あたしは素直になることはできないけど、やっぱり嬉しくて笑みがこぼれた。



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