BlackLove
「じゃー、ダブルデートしねぇ?」
「ダブルって?」
「俺と奈美、龍哉と凛。」
なに、その組み合わせ。
ちょー嫌なんですけど。
てか、あたしを勝手に入れないでよ!!!
「いいぜ。」
「は?」
龍哉がいきなりの返事。
しかも、OKしてるし。
「ちょっと、あたしたちこれでも組長やってんだよ?もし、組長同士歩いてるの見つかったらどうすんのよ!!」
もしかしたら、どこかの組の奴らに絡まれるかも。
そんなことになっては、面倒。
「そんときは・・・・そんときだ。」
「意味分かんない!!」
「まぁまぁ。じゃあ、ダブルデート決定な。」