溺愛彼氏
≪沙恵side≫


只今9時10分…華奈が来ない…

まさか変な狼に捕まってなんかないよね…

あの子は自分では気付いてないけど他の人から見ても私から見てもカワイイ

だからよく告白される

まぁその告白をことごとく勘違いして水に流している…

時たまに男の方に同情してしまう時がある…

前なんて男が告る前にお友達宣言をしてた…

あのときは本当は鈍感じゃなくて作戦じゃないのかとも思った。

でもあの子だからそんなこと出来るわけがない

♪~♪~

「もしもし!!華奈!!今どこ!!」

『今やっと駅に着いたとこ…ごめんね私が行きたいって言ったとこなのに遅刻して…』

「いいよ…男にはついていっちゃダメだよ!!」

『うん。分かってるよ。あっ電車来たから切るね』

「うん」

よかった…変な奴らにはからまれてないみたい…

「ハァーーごめん!お待たせ!!」

「いいよ別に華奈が遅刻なんて初めてなんだもん…今回は許すよ…でも次はないからね」

「ハイ…↓」

ハハっ落ち込んでる



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