朽ちる少女

 相変わらず意味不明。
 理解出来ない言動。
 毎夜毎夜、歩道橋の上で僕を待つ妖精。


 妖精?


 ああ、そうか。
 そう思えば納得がいくというものだ。


 都会の喧騒。
 平行線で交わる事が無い人達の群れ。
 疑惑、疑念。
 全ての信じられないモノに心を閉ざす。


 妖精。
 それは多分・・・・・


.
< 68 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop