* 王子と契約彼女 *
「?!」
いきなり微笑んだ優くんを見て、何も言えずただ驚いた。
「本当に‥いいの?!♪」
優くんはそのまま、万遍の笑みで問い掛けてきた。
「え‥?」
「俺も、ななが好き!!!」
「え‥?」
夢のような言葉に、本当に夢なんじゃないかと呆然とする私。
そんな私に、優くんは話かける。
「え?じゃないっしょー。♪」
「‥夢?」
まだ確認できない私。
「夢じゃないよ。」
「‥‥‥‥‥‥///」
優くんの言葉にやっと現実と確認が出来た。
「本物の彼女になれたの?」
「もちろん!!」
次第に涙が溢れ出す私。
そんな私に、優くんはいつもの笑顔で頭を撫でてくれた。
「‥‥」
「‥‥」
ドーン!
優くんの顔がゆっくり近づいてきて、優しく私に口づけをした。