闇の中でも…。
「レン!!待ってってば。」
この女、時田 蘭
空色の瞳と金髪の髪が特徴
ハーフ、イギリス人の血が濃い
「やだよ。ランが遅いんだろ。」
この男、時田 蓮
茶色の瞳に茶髪の髪が特徴
ハーフ、日本人の血が濃い
二人は、双子。
まったく別の容姿を持っている。同じところといえば二人とも、中々の容姿を持っているということだ。
「ってか、ラン!早くウィッグとカラコンしないと、時間に間に合わねぇんだけど。」
「うぅ…。頑張ってるよ!!」
蘭は自分の容姿を隠すため、茶色のカラコンをして、茶髪のウィッグをかぶり、耳の高さで二つに結ぶ。そして、縁のある眼鏡をかけている。
「ったく、貸せよ。」
「ありがと。」
二人は、とても仲がよく周りからもよく似た兄弟とされていた。
それもそのはず、この二人には親はもういなく二人の容姿の違いを知っているのは二人だけなのだから…。
今日は、ある湖に行く予定をしていたのだった。