大好きだけじゃ、足りない
机の上に置いてあったタオルで
誰にも気づかれないように涙を拭う。


キーンコーンカーンコーン…

小原先生「授業おしまーい。日直〜」
「起立!礼!ありがとうございました」
「ありがとうございました〜」

教室がざわめく。
また放課だ。
小原先生の授業の時は
あっという間に時間が流れていく。


小原先生「…あっ。相沢。ちょっと来い」



え…
何…?

心臓のドキドキが止まらない。
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