大好きだけじゃ、足りない
私の番号が……




ない。

目に写る桜が、
白黒に変わっていく。


真奈「うそ…百合と離れ離れ…」
百合「そんなはずない…私と1点しか変わらなかったじゃん!!」

真奈「やだよお…」


涙がとめどなく溢れ出す。
ぶっちゃけ、受かるって思ってた。
なのに…


私、これからどうしたらいいの?





百合も私になんて言って良いか
分からないような困った
顔をしていた。



あえて百合には大丈夫なふりをしよう…


真奈「落ちたし、百合と同じ高校じゃないのは辛いけどもう会えなくなるわけじゃないし、平気!!」

百合「真奈…」


うん。それにいつまでも百合依存症じゃだめだ。
こうして私は、すべり止めの
桜高に通うことになった。


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