大好きだけじゃ、足りない

−入学式−



また、新しい出会いがあるんだな…
友達できるかな。


私は1−Aになった。
同じ中学の友達はクラスに一人もいない。

先生はいない。
教室でみんなおしゃべりタイムだ。

友達作らなきゃ!!

…まずは、隣の子だよね!
可愛いし、優しそうな子。

ふと、目が合った。

真奈「あの…名前、なんていうの?」
遥「前原遥(まえはらはるか)だよ!
えっと…真奈…ちゃん?」

机の上に乗っていた書類を見たようだ。

真奈「うん!よろしくね!!私は真奈でいいよ!遥って呼んでい!?」
遥「全然いいよ!!真奈、よろしくね!!」


やった、新しい友達できたあ…
遥と中学の一緒の子が、
私に寄ってきた。

結菜「何何〜?名前なんていうの?」
遥「真奈だよ!!相沢真奈だって〜」
結菜「遥に聞いてないし〜、真奈よろしく!」
遥「そういうこと言ってると、もうジュース奢ってあげないよー」
結菜「もう!なんでよ!!(笑)」

この二人面白いなあ。
いい子そう…

真奈「よろしく!!そっちは名前なんていうの?」
結菜「玉越結菜(たまこしゆうな)。よろしく!!」


3人で話していると…
里沙「あれ?もしかして…真奈?!!」
真奈「え?…あー!!!!里沙あ!!!!」

金井里沙(かないりさ)。
里沙は小学校で中学受験し、
中学だけ離れたが
とても仲の良かった友達だった。

里沙「こんなとこで会うなんてびっくり!」真奈「ね!高校でもよろしく!!」


なんか、昨日までとは私、
全く別人みたいだ。

学校が楽しくなりそう!!!

そして、担任が教室に入って来た。
< 3 / 28 >

この作品をシェア

pagetop