大好きだけじゃ、足りない
小原先生「ま、いつでも話は聞くからな」

先生は私に笑顔を見せた。
授業や学校では、
笑顔なんてあまり見せないのに…


胸が、キュンとする。


…ってだめだめ
先生とかありえないし。

そのあと、他愛もない話をしていると
授業の終わるチャイムが鳴った。

真奈「私もう、落ち着いたんで…行きますね。ありがとうございました」

小原先生「おう。またな。無理すんなよ」


教室へ戻る。
結菜「真奈、大丈夫?てかさっきより元気そうじゃん!なんかいいことあった?」
真奈「何もないよ!でも、ちょっと落ち着いた…」


そう言い、窓から空を見る。
綺麗だな…

そういえば私
すごく悩んでたのに
いつの間にか気持ちが
本当に落ち着いてる…


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