FRUIT MIX.
「 まぁ苺の体が震えてるから今日は特別に離してあげる。」
「 ……………。」
ごめんね、祐司さん。
私今好きな人にも震えてしまうみたいです。
まだ怖いみたいです。
俯いている私を祐司さんは頭をポンポンとしてくれた。
「 まだ怖いと思う。でもそれは当たり前だから。自分を責めるな?
俺はいくら苺に嫌がられても、うざがられても、苺について行くから。
苺が怖くなくなるまで、俺は全然待てる自信がある。
苺は俺が守る。」