FRUIT MIX.
「 ゆうじんにしては珍しいな、女の子を家まで送るなんて。」
「 そうなんですか?なんか悪いな…」
「 まぁせっかくだし、送ってもらいなよ、ね?」
女の子を送るって祐司さんだったら普通にしてそうなのに。
変なの。
「 お待たせ。乗って?」
驚いた。これ結構な値段の車だよね?
お父さんが前欲しいって言ってた車だ…
祐司さんってナニモノ?
「 どうしたの?乗らないの?」
「 のっ乗ります!」
「 じゃあ蛍、留守番頼んだぞ?秀太今日はもうこっち来ないらしいから。」
「 ぇえー!あたし1人?」
「 じゃあ蛍頼んだ。」
「 ぅうー…いってらっしゃい、苺ちゃんまたね?」
蛍ちゃんはキラキラスマイルで私を見送ってくれた。