FRUIT MIX.
私がモデル…?
ファッションショーの…
モデル…?
私が?
「 いきなりのお願いでごめん。でも時間がないんだ。」
ちょっと付いて来て
イケメンさんが私に笑顔、いや、これは営業スマイルと言うのか
目が笑っていない。
私は瞬時に身の危険を察した。
殺されてしまう!!!
まだ私死にたくない!
まだ生きて大学生になっていっぱい恋したいの!
「 すみません!用事あるので!」
手を掴まれそうになったと同時に人目を気にしないで大きな声で
全力走で走った。
「 えっ!?あっ!逃げた!?」
いや、逃げてないし!