最低男に恋をして。
ヤバい!!
心臓が、壊れるっ!!
「っあ…いや…」
思いきり動揺する私に
高嶺悟がゆっくり目を開いた。
「お前、一回、落ち着け。」
誰がこの状況で落ち着けるのよっ!
「やっ、ちょ…イッタ」
立ち上がろうとして、
机の角に頭をぶつける。
「だから!落ち着けって!!」
私の肩を持つ高嶺悟に余計
落ち着けなくなる。
「っや、ちょっと!!
…あ、きゃっ」
ブンブン手を振り回していてバランスが崩れた。
「きゃ!!」
「ぅわっ」
また倒れ込む私。
でも…ちょっと…
状況が違う。