最低男に恋をして。



「お前は勉強しないわけ?」

「いや、するけどさ」

別に私は頭が悪いワケじゃないんだけど…


「ねぇ、高嶺悟って頭良いんでしょ?」

高嶺悟は尋常じゃないらしい。


毎回学年1位。

さすが、高嶺悟。



「良く知ってんな。」

おぉ、この男
謙遜を知らないんだな。


横目でその顔を見ると、
高嶺悟があまりに優しく微笑んでいて、急いで目をそらした。


あぁ、だめだ。
心臓に弱い…。




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