最低男に恋をして。
「教えてやろうか?」
「っえ…?」
しばらく話してる中で、
私が数学が苦手だって言ったら高嶺悟からのこの言葉。
嘘…
教えてやろうかって…
教えてくれるってこと?
高嶺悟が、私に?
「ほら、教科書だせ。」
「え、あの…でもいいの?」
私は高嶺悟と違って
遠慮が出来るから、心の中では望んでても
一応遠慮してしまう。
「良くなかったら、
やるなんていわねぇよ。」
笑いながら言った姿にまたもやキュン。
あぁ、好きだ。
高嶺悟が、
本当に大好きだ…。