最低男に恋をして。



「んっ…んっ……」

思いきり叩いても
全く離れない。


やばい…
さすがに死ぬっ!!

しかも、両思いなのかもわかんないのに…
こんなこと……


っあ、でも高嶺悟はそういう人か。




「んっ……ふわっ!」

やっと離れたころには、
私は
息もまともに出来ない状況。


「…ぅ…う………」

しかも、
何故だか泣けてきてしまった。

これじゃあ、
他の女の子と一緒なんじゃないかって。


特別なんかじゃないんじゃないかって。




< 121 / 269 >

この作品をシェア

pagetop