最低男に恋をして。



「ふふふ。じゃね」

頭を撫でて風のように去っていった唯くん。

どうせなら、高嶺悟も連れてってよ…。



残された私と高嶺悟。


いっぱい人が居るのに
まるで2人きりみたい。

周りの人の視線も
集まっていた。





「あ、の…」

話しかけたら
高嶺悟はクルリと踵を返して歩いていった。





……あ、終わった…。




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