最低男に恋をして。
「じゃあ、明日12時に駅ね?」
「加奈子、また嘘ついたりしないでね?」
「ふん。」
ブチっと切られた電話。
嫌な予感しかしない…。
明日は私の誕生日、
幸い、というか
くしくも、学校が休み。
だから、加奈子と唯くんが私の誕生会を開いてくれるらしくて。
だけど、前みたいに
唯くんしか居ないってことも…
と、弱気になってる私。
「やだなぁ」
休日まで
外に出るのが面倒くさい。
ボーっとしてると、
携帯が震えた。