最低男に恋をして。






「茉莉子!
なんであんなこ…」
「余計なお世話だから!」

叫ぶように言った。

「ごめん。
でも、本当に…

もういいから、こういうの。」

誰も話さない。

そりゃそうだ。


みんなが
好意でしてくれてんのに
私は…。


「ごめんなさい、本当に」

「ごめん、私…」

加奈子まで
しんみりしてきちゃって…。


「…解散、する?」

誰からともなく呟いて
みんな足早に家に帰った。




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