最低男に恋をして。
∞
憧れの女性
「う、うそ…」
私は、目の前の光景を見て唖然とした。
「チサト!ねっ、
マジでしょ!?」
隣で興奮気味に話すミエに頷いて、またそっちを見た。
私の、憧れのヒト。
高橋茉莉子ちゃん。
先に言っとくけど私はレズではない。
ただ、茉莉子ちゃんは
本当にお人形みたいに可愛くて
なのに性格は結構クールで…
中学のときから
ずっと憧れていて
こうして高校もムリしてまで頑張って同じところに入った。
そんな私、ミサトの憧れ。
茉莉子ちゃんに。
彼氏が、
出来たらしい…。