最低男に恋をして。



「っふん!」

高嶺悟が大きく鼻で笑って、私のポテトを見た。

「あ、茉莉子って硬い方が好きだよな?」

「は?」

か、硬い方?
なによ、硬い方って…?


「あれ?しらねぇの?」

ニヤリと意地悪に笑って私を上目遣いで見た。


ッドキ
…じゃなくて。



「な、なにがですか?」

「まぁ、
知らないならいいけど。」

楽しげに横を向く姿は、正にお子ちゃま。



「ちょ、ちょっと!!
なんなのよっ」

「茉莉子って、
炭酸飲めないよなぁ。」

なに、この男。
もしかして、私に
戦いを挑んでないっ!?

ま、ま、負けてらんない!!


みんなの茉莉子ちゃんを
守るために、負けるわけにはいかない!!




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