最低男に恋をして。
「うん。
一緒にされたら困る。」
高城 唯先輩。
こちらも私の幼なじみ。
肌が白くて底はかとなく優しくて…
まさに、王子さま。
「本当に茉莉子は高城先輩すきよねぇ。」
「うん。」
唯くんは私の幼なじみだけど
加奈子とは幼なじみじゃないっていう
なかなか難しい関係。
「まぁ、
高城先輩の話はいいや。
今は悟慶先輩。
あのね…
高城先輩と慶先輩は
光と影って言われてんの。」
「光と影?」
「そ。
光が高城先輩。
影が悟先輩。」
あぁ、なんか
わからんでもない。