最低男に恋をして。



「し、ってます…。

私、ずっと、先輩のこと、好き、で……」


教室で見たことのない
真っ赤な顔した麗華。




「へぇ、ずっと?」



ニヤリと笑った(後ろ姿だからわかんないけど)男はゆっくり歩き、麗華の肩に手をおいた。



あらら。
これは、見ない方がよろしいのかしら…。


と、顕微鏡を生物室の前に置いて去ろうとした瞬間。







「俺ね、
お前みたいなのが一番嫌いなんだよ。


失せろ。」





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