最低男に恋をして。



「何曜日?」

「え?なに…。来んの?」

凄く嫌なんですけど。
髪の毛、縛って
クタクタなところ見られんのは…。

「いかねぇよ。」

「なんだ、良かったぁ。」

迷惑そうに顔をしかめた高嶺悟に私は満面の笑みで返した。


うん。
来られたら本当に困る。

あんな姿見られたら
なんて言われることやら…。



「じゃあ家、駅近?」

「うん。あの近く。」

「ふーん。」


く……。
こいつ……。






さっきから、質問されるのは
良いんだけどさ…



全部返答が
興味なさそうっていう…。


答えるこっちが切ないわ。




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