最低男に恋をして。



「あ、ついでにバイトは何曜日かは決まってないんだけど…。

とりあえず、
バイトある時はここ
来れないから。」

そうそう。
伝えたかったのはそれなんだ。


「無理」
「は?」

一刀両断
とでも言うのだろうか
私の言葉はたった2文字になって返ってきた。


「いやいや…無理って…」

「放課後が無理なら昼休みでいいだろ?」

「はい?」

あたかも
それが当然。
と言うような口振りに、態度。

「だから、
毎日っつう約束なんだから
どうにかして会いに来い。」

「何それ
会いに来いって…

あんたバカじゃないの?」

「少なくともお前よりは良いはずだ。」


…ムカつく。



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