最低男に恋をして。



「は、はい?」

恐る恐る振り返った先に居たのは想像どおり、
不機嫌な顔をした高嶺悟。



「何こんなところで突っ立ってんだよ。
入れ」

「あ、はい。」

おぉ…
意外な反応。


もっと、
『どの面さげて
ここ来たんだよっ!?あ゛?』

とか、
言われると思ってたから…。


あ、でも実は
ビンタでさえ
許してくれたっけ…?


「おいブス。」

ムグっ…。
ブスって…。




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