最低男に恋をして。
でもまぁ、本当は
『美人』って思ってんだよね。
そう思うと勝手に緩む頬。
「なにニヤニヤしてんだよ。
気持ち悪ぃ」
「いーえー。」
美人の一言が有るか無いかで
結構うけるダメージの量が変わるんだよね。
今はむしろ愛しいぐらい。
「んだよ」
この男、悪ぶってる感じだけど意外と小学校と精神年齢はかわんないのね。
「ふふふ。」
「本当にお前、気色悪ぃ」
「素直じゃないなぁ。」
本当、可愛げがないんだから。
素直に
言ってくれればいいのに。
『美人』って。