最低男に恋をして。



「よぉ」

いつも通りの笑顔。
高嶺悟は最近よく笑う。


だから、私も笑顔で返したいんだけど……

「ねぇ…どうしよぉ~」

大きなため息と共に高嶺悟の隣に座った。

「ん?何が?」

高嶺悟は椅子に座り直して私を真っ正面から見る。


「あのねぇ~」


ため息まじりに
この企画書について説明する。


高嶺悟は意外と聞き上手で
相づちをうちながら聞いてくれた。




< 69 / 269 >

この作品をシェア

pagetop