お隣さん〜近くて遠いキミとの距離〜


バンッ!



急いでいたあたしは勢い良くドアを開けてしまった。



バコンッ!



え、今の音何?



何かにぶつかったような…。



あたしは勢いよく開けたドアをそっと閉めた。



すると、ドアの影から出てきたのは…。



「……いってぇ…」



頭をおさえながらそう言う男の子。



あたし、この人に思いきりドアぶつけたよね!?




「ごっ、ごめんなさい!大丈夫ですか!?」

「あぁ、大丈夫。でも勢い良すぎだろ…」

「それはっ、ちょっと急いでて…あ!赤くなってる!ホントに大丈夫ですか!?」



おでこが少し赤くなっていた。


< 10 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop