お隣さん〜近くて遠いキミとの距離〜
――3年前。
中学2年のとき。
京哉先輩という、かっこよくて優しい先輩がいた。
あたしの周りでも人気が高くて、後輩からもモテていたと思う。
そんなときに、あたしは見てしまった。
体育館裏でタバコを吸いながら楽しく話す人たちを。
ヤバい、というような顔をしたその人たち。
あたしは怖くてその場から逃げてしまった。
すると、その中の一人が追いかけてきた。
あっという間に追いつかれて、腕を掴まれた。
そしてそのまま近くにあった部室に連れ込まれた。