お隣さん〜近くて遠いキミとの距離〜


――3年前。



中学2年のとき。



京哉先輩という、かっこよくて優しい先輩がいた。



あたしの周りでも人気が高くて、後輩からもモテていたと思う。



そんなときに、あたしは見てしまった。



体育館裏でタバコを吸いながら楽しく話す人たちを。



ヤバい、というような顔をしたその人たち。



あたしは怖くてその場から逃げてしまった。



すると、その中の一人が追いかけてきた。



あっという間に追いつかれて、腕を掴まれた。



そしてそのまま近くにあった部室に連れ込まれた。


< 148 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop