お隣さん〜近くて遠いキミとの距離〜


それから15分くらい経って、今度は寒くなってきた…。



「そろそろ戻るか。寒くなってきただろ」

「あっ、うん。よくわかったね…」

「まぁな。俺も寒くなってきたし」



ってことで、あたしたちは部屋に戻った。



「郁、もう寝るの?」

「もう少ししたら寝る。紗枝は?」

「じゃあ、あたしもそうする」

「俺に合わせなくていいから」

「だって先に寝たくないもん」

「心配しなくても別に何もしねぇよ…」

「そ、そういう意味じゃっ…!寝顔とか、見られたくないのっ!」

「あっそ。お前の寝顔なんて興味ねぇから」

「なっ!?意地でも先に寝ないんだから!!」

「勝手にしろ」



寝ないもん!!



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