お隣さん〜近くて遠いキミとの距離〜


「じゃあ、そろそろ帰るね」



夜ご飯を食べ終わり、リビングで少しゆっくりしたあとあたしは言った。



「ん。じゃ、送ってく」



するとそう言ってソファから立ち上がる郁。



「えっ、大丈夫だよ?隣なんだし…」

「いいから。行くぞ」

「うん。ありがと…」



その郁の気持ちが嬉しかった。



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