I can …


ほんの十分程前に四音を
飛び出してから
今までの時間に
自分が何を思っていたのか
覚えていない。


多分、がむしゃらに
家へ走り続けていたのだ。


自分より
彼のことが心配になった。


突然、
飛び出したりなんかして
絶対に怒っているに
決まっている。


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