こい×ばど ー恋×羽球ー 1
「大生、いい?」
「あぁ。」
学校の近くの川の河川敷に座っていた。
今日はルイの好きそうな空。
「俺さ、まだやっぱりルイちゃんが好きだ。
人の女とるなんてことはしない。」
「俺はそれ以上にルイが好きだ。」
「大生、バドでヘアピンって技があるんだ。
ネット前で攻撃するやつ。」
あぁ、ルイが好きって言ってたやつか。
「その技に、この恋似てんだよ…
少しずつ惚れてって、少しずつ知って。
その技で点が取れると、切ねぇんだ。
そうやって終わってく。」