こい×ばど ー恋×羽球ー 1


「でね?今…付き合ってるの。
同じ区に住んでるんだけどね………」

「うん。」

「今付き合って半年なんだけどね、
ケンカしちゃって…メールしても電話して…」

「それ以上、言わなくて大丈夫だよ…」


ユカチンの目から、涙が流れ落ちていた。
慌ててハンカチを渡すと、

「ありがと」

と言って受けとってくれた。


「女の子ってさ、不安になるよね。」

「そのサイトにはログインしてんのにさ…
アタシにはメールも電話もしないのにね…
他の女と絡んでてね…」




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