腐っていてもよければ
告白
「好きです。付き合ってください」
ついに言ってしまった。
人生で初めて男の子に告白をした。
相手は、1年の時から同じクラスの藤咲大和(ふじさきやまと)くん。
席も近かったり、委員会が一緒で何気に話したりすることが多かった。
藤咲くんはお話も面白くて、何より優しい人。
みんな用事があるからと、掃除を押し付けられた時も黙って手伝ってくれた。
「塾だ、習い事だ、って言ってやることやんねぇ奴が上達できるわけがない。朝宮を見習えってんだ」
そう言って笑ってくれた。
もうその顔を見れただけで、一人での掃除も辛くなんてなかった。
多分、その時から好きになった。三年に上がってクラスが離れてしまった。このままただの同級生でいたくなかったから、思い切って告白した。
ついに言ってしまった。
人生で初めて男の子に告白をした。
相手は、1年の時から同じクラスの藤咲大和(ふじさきやまと)くん。
席も近かったり、委員会が一緒で何気に話したりすることが多かった。
藤咲くんはお話も面白くて、何より優しい人。
みんな用事があるからと、掃除を押し付けられた時も黙って手伝ってくれた。
「塾だ、習い事だ、って言ってやることやんねぇ奴が上達できるわけがない。朝宮を見習えってんだ」
そう言って笑ってくれた。
もうその顔を見れただけで、一人での掃除も辛くなんてなかった。
多分、その時から好きになった。三年に上がってクラスが離れてしまった。このままただの同級生でいたくなかったから、思い切って告白した。
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