腐っていてもよければ
「勉強なんて基礎をしっかりしてりゃ応用が利くもんだ。授業中は勉強する時間だろうけど、あとはしなくても良いだろうよ」
それは藤咲くんだけだと思う。藤咲くんは尋常ないくらい頭が良い。勉強すればテストの点数がとれる人は沢山いるけど、藤咲くんは、一度聞いて覚えてしまえばどんなに時間が経っても覚えている。
漢字でも数式でもすぐに思い出して問題を解いてしまう。数学の先生の中には、毎回藤咲くんにだけ特別な問題を持ってくる先生もいた。
でもそんな頭の良いとことか関係なく私は藤咲くんが好きになった。
「良いよ」
返事を聞くまで、藤咲くんの顔がみれなくて、
下を向いていたら、その返事が帰って来て、思わず顔を上げた。
「朝宮なら良いよ。付き合おう」
「ホント?」
それは藤咲くんだけだと思う。藤咲くんは尋常ないくらい頭が良い。勉強すればテストの点数がとれる人は沢山いるけど、藤咲くんは、一度聞いて覚えてしまえばどんなに時間が経っても覚えている。
漢字でも数式でもすぐに思い出して問題を解いてしまう。数学の先生の中には、毎回藤咲くんにだけ特別な問題を持ってくる先生もいた。
でもそんな頭の良いとことか関係なく私は藤咲くんが好きになった。
「良いよ」
返事を聞くまで、藤咲くんの顔がみれなくて、
下を向いていたら、その返事が帰って来て、思わず顔を上げた。
「朝宮なら良いよ。付き合おう」
「ホント?」