「好き」を聞かせて
邪魔者出現
「ゆっ…優介!」
最悪っ。
祐介は右手にペットボトルを持っていた。
きっと買って帰った
帰りだったのだろう。
「てか、舞何してんの?
こんな時間に」
時間…
…………!!!!
そう言えば涼太君
10時に来てって言ってたのに…
ちらっと腕時計を見る。
時計は10時5分を指して
いた。
しかもよりによって
こんな男に会うなんて…
最悪だぁ…
でも何かしゃべらなければ…
「いやっ…あの…」
「…?」
「涼太君の部屋に…」
祐介が近づいてくる
ガッ…
優介が私の腕を
がっと掴む。
振りほどきたくても
優介の力が強くて
ほどけない。
「オレ、、、
舞の事…
好きだよ」