「好き」を聞かせて





も、もしかして、
キスされるの…?




えっ…




これって目閉じるの
かな?

こ、こう?


うわっ
歯磨ききちんと
しとけば良かった…





私はゆっくり目を
閉じた。


自分の胸がバクバクしているのがきこえる。








バクバク…







「やっぱ何でもない」





……へっ?



すると涼太君はカバンを急いで肩にかけて
教室をでていって
しまった。





は、恥ずかしいっ!!!




私、何か勝手に勘違いで目閉じちゃったしっ!





うわっ…








でも、あの空気なら
キスしてくれても…





良かったのにな。






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