「好き」を聞かせて
ドキドキの予感
…気まずい
あれから、涼太君は
あまり目をあわせて
くれない。
まぁ自分もちょっと
避けてる部分も
あるけどね…
なんてことを
考えてると
先生がバタンとドアを
開けて入ってきた。
「あ~この高校は一年生で修学旅行があります。
それで…」
…修学旅行!
すっかり私は
忘れていた
「あと一週間ですので、係などをくじ引きで
決めます。」
まわりがざわざわ
と騒ぎ出す。
「一緒だったらいいね」
「うん!」
そんな簡単じゃ
ないんだよ、
君ら諸君。
くじでいい思いしたことない私の体験談。
そういう時に決まって
知らない女子や
クラスで
嫌われてる男子とかと、一緒になるのが
おちだ。
がさがさ
そんなこと考えてながら
くじを引く。