「好き」を聞かせて


*********




「ついたぁぁぁぁ!」



青くすみわたった
空には、熱く太陽が
顔を出している。


私は、大きく沖縄の
空気を吸い込んだ。


胸が高まる。


隣にいる涼太君は
飛行機でも爆睡してた
ので、まだ眠そうだ。



1日目は戦争体験者の方の話を聞いたり、
いろいろ有名な場所に
いった。


**********



「ふわぁぁぁ…」


疲れきった涼太君が
隣でまたあくびを
している。


今はホテルに向かう
バスの中だ。
日はすっかり落ちている


なんか今日は涼太君の
眠そうな顔しか
見てないような…



「なぁ、舞」


「ほぃっ!」


いきなり名前を
呼ばれたので変な返事をしてしまった。




「俺、今日ずっと寝てたじゃん」











「うん、そうだね」






「ほんとは舞と
たくさん話ししたかったんだけど…話せれなかったから…」





「うん、」












「夜さ、こっそり俺の
部屋来てくれないか」


…!!





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