「ど~したっ!!」

奏馬が言った。

ドキッ…

心臓の音が聞こえる。

どくッどくッ……

なんで…

ヤダ…伝わっちゃうよ。

奏馬に気持ちが伝わっちゃうよ…。

……………

私……


奏馬が好きなんだなぁ…


本当の本当に…。

好きなんだ…


奏馬をみつめた。


どくッ…どくッ…どくッ…


奏馬の気持ちは…

どんな気持ち………?

「何にも…ないよ…!!」

そういって、私は掛け出した。

そして、ドアの方に行こうとした。



グッッッ…………………………


手をつかまれた。


イタッ…

すごい力だ……


「放課後…図書室に来い」

無理やりの発言。


何??

きたいはしない。

だけど…ドキドキはするよ。


好き……だから…

まだ、心からそうはいえないけど…

でも…好き……



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