動化家
信じる気持ち
一方、リリとカオルと刹那は着々と人間を動物に変えていた。カオル「さっきは悪かった。リリちゃん。」リリ「もういいよ。こうやってカオルが帰って来たから!」刹那「今で30人です。あと20人、頑張りましょう!札を貼っておきますね。これなら1人で動化家に向かうでしょう。」リリ「がんばろう!」白い鳩が飛んできた。鳩は紙をくわえていた。刹那は捕まえ、紙を開いた。当主様からの手紙だった。゙゙ルール変更。これより、三人一組のグループになり2チームで争ってもらう。尚、理緒は禁断の書のメンバーになった。よって、ナナと柚子は共に理緒とメンバーになった。以上。゙゙カオル「ナナが?何かおかしくないか?」リリ「おかしいね。当主様は何を考えてるの?刹那はあなたはどう思う?」刹那「当主様が怪しいですね。お金で動化家の人を雇い、悪巧みをするのは日常茶飯事ですから。」リリ「やっぱり。」カオル「俺は、ちょっと偵察に行く。」リリ「ダメだよ。」刹那「あと10人、人間を動物に変えてから、皆さんで行きましょう。」カオル「わかった。」リリ「ナナはどっちのミカタかな?」カオル「何言ってんだ。リリちゃんのお兄ちゃんなんだよ?信じれないの?」リリ「だって、いつも私の側で守ってきてくれたのに。今は離ればなれで理緒さんのメンバーに居るんだよ?カオル兄は、不安にならない?」カオル「なってるよ。三人家族だったのに裏切られた気分だ。俺が理緒と組んだ時、操り糸に気づかずに、目を冷ました時に、ナナが説教してくれた。俺より年下なくせに生意気だったけど、今は信じるしかないだろ!」リリ「カオル兄・・・」刹那「今は、10人、人間を動物に変えましょう。」三人は歩きだした。