動化家
恋のライバル雫
当主様に五人がなった次の日、動化家では盛大に宴会が行われていた。しかし、リリだけ元気がなかった。1人宴会を抜け出し、動化家の庭の椅子に座っていた。ある写真を見ながら。リリが居ない事に気付き、ナナはリリを探していた。庭に座っていたリリを呼んだ。ナナ「おい。リリ!宴会行かないのか?」リリ「ちょっと庭に居たいから。」悲しい目をしていた。ナナ「どうした?浮かない顔して。」リリ「雫が帰って来るみたい。」ナナ「雫が?なんで?」リリ「本当のお母さんが、雫と結婚しなさいって。」ナナ「お前はどうなんだ?」リリ「雫とは小さい頃から仲が良かったけど、私は、ナナとカオルが側に居てくれるだけで幸せなんだ。だけど、雫は頑固だし負けず嫌いだから、わかったって言ってくれるかどうか。」ナナ「俺は口出し出来ないけど、お前の気持ちちゃんと伝えたら伝わるんじゃねぇか?雫も、もう子供じゃないんだしわかってくれるよ。」すると、動化家の門が開いた。二人で行ってみると、そこには、雫がいた。銀色の短い髪の毛にクリッとした目、身長高くて、まさにイケメン。雫は私を見るなり抱きついてきた。雫「会いたかった。リリ。俺だけの奥さん。」ナナが二人を離した。ナナ「嫌がってるだろ!雫!」雫「もしかして、ナナ?」雫はナナにも抱きついてきた。雫「会いたかった。」リリ「雫!苦しがってる。」雫は離した。リリ「わたし、雫とは結婚出来ないから。」雫「ふーん。じゃ、好きな人居るんだ?ナナとか?」リリ「違う。」雫「カオルとか?」リリ「違う。」雫「好きな人居ても諦めないよ?奥さん。」雫は動化家に入って行った。ナナ「お前、好きな人居るのか?」リリ「居ないよ。」ナナ「そかそか。中に入ろう。」リリ「うん!」新たな恋のライバル雫。リリは結婚相手に誰を選ぶのでしょう。